レストラン紹介:Restaurante Morralet

バルセロナからレストランのご紹介です。
ブティックや個人経営のカフェやレストランが立ち並ぶグラシア地区にある小さなスペイン料理店 ”Morralet” を訪れました。中に入ると「いらっしゃいませ」と日本語が。実はシェフのゴンサロさんは東京の高級スペイン料理の名店、小笠原伯爵で13年間料理長を務められた方なのです。奥様のユミさんはお父様が日本人だそう。元々スペインで自分のお店を開くことを計画していたご夫婦はコロナ後の2021年に日本を離れバルセロナに移住してきました。店内はこぢんまりとしたアット・ホームな雰囲気。お二人とも日本語が話せるので、スペイン語や英語が不安な方でも安心です。

住所:Carrer de Benet Mercadé, 21, 23, Gràcia, 08012 Barcelona, Spain
Via Terra (Edetaria)、ローストしたカボチャと
フランス産ブルーチーズ、松の実のサラダ。

私が注文したのはシェフのお任せコース6品とワインペアリングのセット。お任せコースでは旬の食材を使った料理を振舞ってくださいます。私が訪問した2月下旬はアンティークとカルソッツ(ネギの一種)が旬でした。ゴンサロシェフが日本語でそれぞれの料理の説明をしてくださいます。ワインも全てシェフ自身が選んだこだわりのワインです。コスパ最高のカタロニアワイン、エデタリアもご注文いただけます。

アンティチョー
クのコンフィ、
カルソッツと
ベーコン添え。
Via Terra(Edetaria)
を注ぐゴンサロ
シェフ。

パン粉をまぶしたエイの切り身、梅干しマヨネーズ添え。

コースは5品で48€(ワインペアリングを付けると+24.8€)、6品で58€(ワインペアリングを付けると+30.5€)とかなりお得。長年の日本での料理経験があることから、日本の食文化も料理に取り入れているそう。私が頼んだコースの中には梅干しマヨネーズのソースを使った一品が。馴染みのある味付けに少しほっこりします。

タラのコンフィと
野菜のピクルス。

低温調理したラム、
ほうれん草、カリフ
ラワーのクリーム

バルセロナにはたくさん日本食レストランがありますが、日本語で接客可能なスペイン料理店はなかなか珍しいものです。マドリッドとバルセロナの最も重要なレストランを紹介するFoodie Cultureにも取り上げられており、バルセロナを訪れた日本人の皆さん全員にぜひ一度訪れていただきたい穴場レストランです。

この記事で紹介したVia Terra(エデタリア)はAmavinoサイトでもご注文いただけます。

Foodie16号。表紙は世界
的に有名なスペイン人
シェフDani García氏。
クレマ・カタラン、
ピスタチオのアイス。

ゴンサロシェフ、ユミさんと店内にて。

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