Pago los Balancines (パゴ ロス バランシーネス)のワインストーリー
スペインの首都マドリードの北西にあるD.O.ルエダで生まれたワイン「JAVIER SANZ SEMI DULUCE(ハヴィエル・サンス セミ ドゥルセ)」。
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ハヴィエル・サンス は19世紀後半、アグスティン・ ナンクラレスにより設立。
ルエダのラ・セカという小さな村に造られた、同地区での最初のワイナリーの1つです。
1863年まで遡る歴史を持つブドウ畑は、曾孫のハヴィエル・サンスにより今日までに至る長い間、ワイン造りの伝統と卓越性と共に受け継がれています。
ハヴィエル・サンスは高品質で(他のものと明確に区別できる)特別なワインの醸造を専門としており、ブドウ栽培とワイン醸造プロセスの両方で細心の注意を払い、品質と独自性を重視したワインを造っています。
これには、ほぼ絶滅した品種の復活や、ワイナリーの起源を守るためルエダで最も古くフィロキセラの影響を受けていないブドウ畑「El Pago de Saltamontes」を含む古いブドウ畑の手入れ、厳格なワイン造りが含まれます。
ハヴィエル ・サンスのワインの品質を理解するには、畑の位置関係の理解がとても重要です。
ラ・セカ(スペイン、バリャドリッド)のドゥエロ川左岸にブドウ畑があり(ドゥエロ川から僅か約1.3㎞のところにある畑もあります)、そこはドゥエロ川全域でも最も多くのブドウ畑が集中しているエリアです。
D.O.ルエダは主に平地ですが、標高は海抜約 2,300フィート(約700m)と高く、夏と冬の気温差が大きい大陸性気候です。
自社畑は100ヘクタールで、なだらかな斜面に位置するため、風通しがよく、水はけも良い。 地質的には約7~8mの深さまで小石混じりの砂質土壌で下層土は粘土や石灰岩となっています。
ワインの原料のブドウは、自社畑にて栽培することで、ワイン造りの行程の一番最初であるブドウの状態からチェックすることができます。
主に栽培されている品種はルエダが原産のベルデホですが、ハヴィエル・サンスでは綿密な調査を行い、ほぼ絶滅したブドウ品種の遺伝学的研究と廃れてしまった品種の復元、非従来品種の栽培にも尽力し、様々な無名だけれどポテンシャルのあるブドウを栽培しています。
2000年より栽培を放棄された品種の復元に取り組んでおり、その一つである「ベルデホ・マルコルタ」は従来のベルデホもよりも晩熟傾向で、強いアロマと良質な高い酸を持つ栽培がとても難しい品種です。そのマルコルタをハヴィエルが20年の栽培のノウハウを駆使して復活をさせました。現在は、ハヴィエル・サンスの自社畑でのみ栽培されています。
▽ベルデホ・マルコルタ
そのほか、実験と研究の結果、グラサ・デ・コナリ(ルーマニア原産)、ブルニャル(サラマンカのアリベス・デル・ドゥエロ産の品種)、セニシエンタ(ハヴィエル・サンスのブドウ畑で発見された未知の赤ブドウ品種)といった品種に大きな可能性を発見し栽培しています。
これらの品種すべてが、ハヴィエル・サンスのブドウ畑を「ブドウ栽培の宝庫」にしているのです!